ザガーロ

目次

AGA治療薬ザガーロ詳細

ザガーロ
薬剤名 ザガーロ(Zagallo)
製薬会社 グラクソ・スミスクライン(GSK)社
有効成分 デュタステリド(Dutasuteride)
薬剤画像 ザガーロ
用量 0.1mg・0.5mg
主な効果 AGA治療(薄毛対策)
主な副作用 性欲減退・勃起不全
薬剤の特徴 プロペシア(フィナステリド)の約1.6倍の効果
デメリット 服用中は献血不可

ザガーロとは

  • AGAの標準治療薬
  • プロペシア(フィナステリド)の約1.6倍の効果
  • ジェネリック医薬品の「デュタステリド」が発売され安価
  • ミノキシジルとの併用でより発毛効果UP
  • AGAは進行性の疾患です。放置すると段々悪化して、治療が難しくなってきますので、早期に治療しましょう。

ザガーロは、グラクソ・スミスクライン(GSK)社が製造販売している男性型脱毛症(AGA)の治療薬です。

もともとは前立腺肥大症の薬として、2001年に米国で承認、日本では2009年に承認されました。2015年、AGA治療薬ザガーロとして承認されました。

2020年に特許権が満了を迎え、ザガーロジェネリックの「デュタステリド錠」が各社から販売、処方されています。

ザガーロの見た目と種類

ザガーロの見た目は、薄い赤色の柔らかいカプセルです。用量は0.1mgカプセルと0.5mgカプセルの2規格で、0.5mgカプセルを処方することがほとんどです。

ザガーロの作用機序

ザガーロは5α還元酵素阻害薬で、AGAによる薄毛を抑制する効果があります。有効成分はデュタステリドです。

男性は体内で男性ホルモンのテストステロン(TH)を分泌します。近年では健康ブームも手伝って、このTHが筋肉の増強に欠かせないということをご存じの方も多いでしょう。THは筋肉だけではなく、精子の生成や性欲の上昇にも関わる大事なホルモンです。

このTHが、ジヒドロテストステロン(DHT)に姿を変えると、男性生殖器の生成や、薄毛に関わるのです。THをDHTに変えるのは5a還元酵素(5αリダクターゼ)と呼ばれる酵素です。デュタステリドは、この5αリダクターゼの働きを阻害することでDHTの生産量を低下させ、薄毛を抑制します。

これにより、髪が本来のヘアサイクルを取り戻し、薄毛によって細く短くなってしまった髪の毛を太く長く育てることができるようになります。

THをDHTに変換する酵素5a還元酵素には、Ⅰ型とⅡ型があります。プロベシアの有効成分フィナステリドがⅡ型のみに作用するのに対し、ザガーロの有効成分デュタステリドはⅠ型とⅡ型のどちらにも作用します。

発売当時、ザガーロはプロペシアよりも1.6倍高い発毛効果が報告されたため、大変注目を浴びました。

ザガーロの効能・効果

ザガーロの適応症は男性型脱毛症(AGA)です。

ザガーロの最大の特徴は、その高い薄毛抑制効果が認められていることです。

それまでAGA治療薬として代表的な存在だったプロペシアの1.6倍もの薄毛抑制効果がありますが、これはプロペシアの血中DHTの抑制率が60%弱であること対し、ザガーロは90%以上とDHTをしっかり抑制するためです。

日本皮膚科学会が2017年に発表した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、ザガーロの有効成分デュタステリドの男性型脱毛症における推奨度をAとしています。

これは「男性型脱毛症の際は、デュタステリドを用いた治療を強く勧める」という意味で、デュタステリドを用いた治療が最も有効性と安全性が高いものとして認められているということです。

なお、ザガーロの服用を短期間で中止するとすぐに5αリダクターゼが活性化し、服用する以前の頭皮の薄さに戻ってしまうことが多くあります。

ザガーロとミノキシジル

デュタステリドの効果は、5αリダクターゼの働きを阻害してDHTの生産量を低下させ、ヘアサイクルを整え、脱毛を抑制することです。

ザガーロの服用から更に発毛効果を上げるには、毛根に栄養や酸素を送って、血行を良くする必要があります。

そのため、我々のようなAGA治療専門クリニックでは、ザガーロと併用してミノキシジルを処方することが多くあります。

ミノキシジルには血管拡張作用があり、毛根の働きを活発にすることで発毛や育毛を促すので、ザガーロのみを服用するよりも更なる発毛効果が期待できます。

ザガーロは、0.5mgの服用でDHTをほぼ抑制するため、増量しても効果が期待できません。

ミノキシジルは、外用薬でも内服薬のどちらでも効果が見込めます。

またミノキシジルは内服薬、外用薬の併用も可能で、より高い発毛効果が期待できます。

ザガーロの用法・用量

通常、成人1日1回0.5mgを、コップ1杯程度の水かぬるま湯で服用します。

食前や食後などのこだわり無く服用することができますが、飲み忘れ防止のため、飲むタイミングを決めておくのがよいでしょう。例えば、「朝食後に飲む」など自分で決めておくと、服用忘れを防ぐことができます。

仮に飲み忘れてしまった場合、2日分まとめて服用するなどの行為は意味がないので、1日の服用量を守ってください。

ザガーロの注意事項

医薬品を使用する際には必ず注意事項がありますが、ザガーロの服用時にもあります。

注意事項を守ることは、副作用を防いだり、薬が正しい効果を発揮するためには大切なことです。

特に、何かしらの病気に罹患している場合や、すでに服用している薬がある場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談することをお勧めします。

ザガーロは男性ホルモンに作用する医薬品のため、小児や女性、特に妊産婦は注意すべき事柄があります。

また、ザガーロの有効成分であるデュタステリドは血中半減期が長いため、服用を中止してから6か月間は献血することができません。

女性や未成年に対して危険な理由

デュタステリドに対してアレルギーを起こしたことがある方、女性、未成年、重い肝機能障害の方は服用してはいけません。

ザガーロをはじめとする5α-還元酵素阻害薬は、テストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に還元されるのを阻害する働きをします。

しかしDHTは男性生殖器の成育にも関わるので、体の発育が不完全な未成年が触れたり服用したり、妊婦がこの成分に触れたりすると、男性器や男性機能の発育に障害を起こしたり、胎児は奇形になる危険性があります。

これらの薬剤は、服用することと、皮膚に触れることでも吸収されます。そのため、服用はもちろん、触れることも禁忌とされています。プロペシアやザガーロは経皮吸収の程度がわかっていないから触れてはいけないとされているのです。
※ただしプロペシアは経皮吸収されないよう錠剤がコーティングされており、ザガーロはカプセルに入っていますので、実際に触れることはなかなかないと思いますが、もし触れてしまったら、石鹸や水ですぐに洗い流して、医師に相談しましょう。

ザガーロの副作用

ザガーロの副作用には、以下のような症状があげられています。

頭痛、めまい、腹痛、下痢、肝機能障害、勃起不全(ED)、性欲減退、過敏症(アレルギー)などです。

EDは使用実績調査では約0.5%と非常に少ない副作用となりますが、勃起不全を感じたら、ED治療薬で対症療法が可能です。精液量の減少や性機能の低下は亜鉛やDHEAも摂取で補うことができます。医師に相談ください。

また一部の方で初期脱毛と言われる一時的な脱毛が見られることがあります。

ザガーロを動画で解説

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