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今回は、金沢の星稜高校出身、元日本代表のサッカー選手、本田圭佑ついて取り上げてみたいと思います。
本田選手の生まれは大阪府で、中学までガンバ大阪ジュニアユースに所属し家長昭博、安田理大、東口順昭らとともにプレーしていました。当時の本田選手はスタミナやスピードがやや劣り、ガンバ大阪のユースチームへの昇格が叶わず、高校の時にサッカーの強豪校でのプレーを望み星稜高校へ来ています。入学後も努力を重ね、星稜高校1年時に高円宮杯全日本ユース選手権で準優勝し、同校3年時にはキャプテンとして第83回全国高等学校サッカー選手権大会に出場し、石川県勢として初のベスト4に貢献するなどしています。
その後、名古屋グランパスエイトでプロ入りし、3年をグランパスで過ごしたのち、オランダの一部リーグのクラブVVV(フェーフェーフェー)フェンローに移籍しその一年目にチームの2部降格を経験しています。降格を経験してからの本田選手は凄まじく、チームの1部昇格のため慣れないオランダ語でチームメイトを鼓舞しその年の昇格の立役者とされ現地では「カイザー」(皇帝)と呼ばれていました。本田選手はその年の2部リーグにおける年間最優秀選手賞(MVP)を獲得し、09-10のシーズンまでVVVフェンローに在籍しました。
その後の本田選手はロシアのCSKA(ツェスカ)モスクワへ移籍しました。この移籍は日本でも話題になりました。強豪チームが多いヨーロッパにおいてはロシア・プレミアリーグはそのレベルとしてはやや見劣りのするリーグですが、CSKAモスクワはチャンピオンズリーグにも出場しているクラブなので、当時はUEFAチャンピオンズリーグに出場する日本人選手を見ることができると期待がかかりました。実際にチャンピオンズリーグに出場しロシア・プレミアチームでもチームに貢献し、次第に次の移籍先はどこになるのか?という話題が上がってきます。
そこで名前が挙がったのがイタリア一部リーグ・セリエAのACミランでした。実際、ミランは本田選手の調査をし2013年12月にイタリアACミランへの移籍が発表されました。これまでも日本人選手がイタリア・セリエAのチームに在籍したことがありましたが、イタリアのビッグクラブへの移籍は中田英寿がASローマに在籍した時以来の日本では大きな関心を集める移籍となりました。有名選手の多いミランにおいて本田選手はミランの背番号10番を背負っています。これ以外に本田選手の日本代表として言わずもがなの活躍はみなさんの知っての通りです。
さて、本田選手の出身校の星稜高校と言えば他にプロ野球読売ジャイアンツやアメリカメジャーリーグで活躍した元プロ野球選手の松井秀喜さんも星稜高校の出身です。金沢市民はプロ野球、プロサッカーのその両方で席的に活躍する超一流選手が金沢に深く関わりのある選手であることは市民の誇りだと思っています。また、その二人を輩出した星稜高校は市民からも引きが強いとも言われています。
本田選手が試合でゴールを決めると地元のニュースや新聞では「星稜高校出身の本田圭佑選手・・・」といった伝え方をすることが多く、如何に地元の人々に愛されているかが伺えますね。
本田選手や松井秀喜さんを生み出した金沢の地にお越しの際は、是非、JR金沢駅から徒歩ですぐの金沢ユニットクリニックへお越しください。