コラム

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2021.03.25

AGA治療とは

AGA(薄毛)は現在、AGA治療専門クリニック・病院が多数存在するほど多くの男性の悩みとなっています。専門のクリニック・病院を探すための治療ナビもあるほどです。そのクリニックにより、治療費用(AGA治療は健康保険の適用はありません)や治療効果は様々です。ネットで経過を治療日記・口コミとしてあげている方も多いです。AGA治療の原因・効果や副作用をお話ししていきます。

AGAとは

AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」という意味です。文字通り男性の頭部の髪が脱毛していく症状で、思春期以降から発生し、どんどん進行していく脱毛症です。基本的には成人を過ぎた男性によくみられるのですが、最近では若年層でもみられ、若年性脱毛症と言われています。AGAの具体的症状は、頭の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていき、最終的にはその部分の髪の毛が無くなってしまうこともあります。
AGAの原因としては主に遺伝とされていますが、その他に男性ホルモンが原因といわれています。男性ホルモンが原因と聞いて不安になる方もいると思いますが、量が多いからといってAGAに繋がるわけではありませんので安心して下さい。それではなぜ男性ホルモンが原因といわれているのか。それは男性ホルモンが薄毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)に変化してしまうからです。このDHTを簡単に説明すると脱毛作用がある男性ホルモンのことです。毛根近くにある皮脂腺から分泌される酵素“5α-リダクターゼ”が男性ホルモン(テストステロン)をジヒドロテストステロンに変換してしまいます。そうしてジヒドロテストステロンの量が増えていくと、ヘアサイクルの成長期が短くなっていきます。本来成長期に長く太い髪の毛になるはずが、成長期が短くなってしまったことで細く短い髪の毛しか生えてこなくなります。その上通常のヘアサイクルに従って健康的な髪の毛も抜け落ちていき、最終的には細く短い髪の毛しか残らなくなり、結果薄毛に繋がっていってしまうのです。
気になる部分がある場合は早めの治療をお勧めしています。効果判定は最低半年、治療期間は最低1年必要です。早いと効果が2~3ヵ月で出る方もいますが、基本は最低半年です。「AGA治療の効果が現れるのは早くても数カ月、通常半年以上はかかります。」このことを念頭に置くようにして下さい。そのために早め早めの対策が必要になってくるのです。

AGA治療薬

AGA治療には内服薬と外服薬があり、代表的な内服薬では、プロペシア(フィナステリド)、ザガーロ・アボルブ(デュタステリド)、ミノキシジルタブレット、外用薬ではリアップやロゲインなどがあります。AGA治療薬はすべてジェネリック医薬品が販売されています。

プロペシアは5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬に分類され、主成分はフィナステリドです。Ⅱ型の5α-リダクターゼを阻害することで、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロンに変換されるのを防ぎます。現状維持から軽度改善の効果が期待されます。副作用は4%と非常に少なく、性欲減退、勃起機能の低下が挙げられています。症状的にはEDのようですが、薬の副作用が体から抜ければしっかりと回復しますのでご安心下さい。また薬剤を使い始めて1ヵ月から長い方で3ヵ月程度の期間、抜け毛が増える方もいらっしゃいますが、それは副作用ではなく、しっかりと薬が効いている証拠で、初期脱毛という症状です。薬を服用することでヘアサイクルが正常な状態にリセットされ、休止期にあたる髪の毛が一気に抜け落ちるため一時的に抜け毛が増えることがあります。なので不安にならずそのまま服用を続けていただいて問題ありません。むしろ、ここで驚いて服用をやめてしまうと、健康な状態に戻ろうとしていたヘアサイクルがまた元の悪い状態に戻ってしまいます。

次にザガーロ・アボルブですが、こちらの薬は5α-還元酵素Ⅰ型Ⅱ型阻害薬に分類されます、主成分はデュタステリドです。プロペシアと違い、Ⅱ型だけでなくⅠ型の5α-リダクターゼにも作用します。そのためプロペシアより約1.6賠高い発毛効果が認められています。現在のAGA治療の基本となる薬剤です。副作用の症状はプロペシアと同様で、性欲減退や勃起機能の低下などが挙げられます。

最も発毛効果が高いのはミノキシジルタブレットです。この薬はAGAが既に進行してしまった人に非常に有効です。というのもミノキシジルは血管拡張、血行促進の効果がある治療薬ですので、脱毛しようとする毛根と、髪に栄養を届けるための収縮した血管の再生を促してくれるのです。副作用は、元々高血圧の薬なので、血圧低下や浮腫みなどが生じます。他には吐き気や腹痛、性欲減退などが挙げれています。副作用が治らない場合は、休薬で改善しますのでご安心下さい。高血圧薬としては1日40mgを服用していましたが、AGA治療薬としては2~10mg程度しか服用しません。しっかり発毛した方には必須のAGA治療薬です。

ミノキシジル外用薬は元々アメリカで「ロゲイン」として販売されましたが、日本では大正製薬から「リアップ」として販売されています。別のメーカーから「ミノキ」なども発売されています。効果も同じで、血管が拡張し、頭部の血流が良くなることと、毛包に直接作用することで毛母細胞が活発化し、細胞分裂を促進し発毛します。副作用としては、塗布した個所が炎症を起こしたり、痒みがでる場合があります。そういった場合は一度間を空けてから再度使用することをお勧めします。また塗れば塗るほど効くという訳ではありません。副作用が起こる確率を高めてしまう場合がありますので、適量の使用をお願い致します。市場価格は1本7,000円ほどですが、クリニックで処方すると1本3~4,000円と安くなっています。

AGA治療薬は単剤を増量するよりも、複数の内服薬、外用剤を組み合わせて治療すると高い発毛効果が得られます。

入手方法

AGA治療薬の入手方法には大きく分けて二つあります。一つ目は、AGAを専門にしているAGA治療病院やAGA治療専門クリニックなどで入手する方法。二つ目は個人輸入代行を利用する方法。それぞれメリット、デメリットがあるので紹介させていただきます。

AGAを取り扱っている医療機関で購入するメリットは何より信頼度が高いこと。医療機関で販売されている薬ですので、安心して購入することができます。また、すべてのAGA治療薬はジェネリック医薬品が販売されているので、早く、安く処方することができます。
個人輸入代行を利用する際のメリットは、病院などに行かなくても入手することができるため、手間がかからなくて済みます。デメリットとしては、AGA治療薬の偽物を購入してしまう恐れがあることです。口コミがいいからといって必ずしも安心な薬とは限りません。偽物を服用してしまって体に異変が起きたり、健康被害を受ける可能性があります。そのため出来る限り個人輸入代行を利用するのではなく、しっかりとした専門の医療機関での購入を推奨します。

病院探しに困ったら

AGA専門とした病院などをお探しの方はAGA治療ナビというサイトを参考にするのもいいかもしれません。こちらのサイトでは全国のAGAが相談できる病院の検索が出来るうえ、これまでに患者さんがどういった治療を行ってきたなどの体験談も投稿されていますので一度目を通してみるものいいかもしれません。AGA治療は比較的長い治療となりますので、AGA治療日記などを付けて日々どれだけ治療が進んでいるかを記録することもお勧めします。治療を開始した頃と治療後での違いを実感することができます。

記事監修

2008年
久留米大学医学部医学科卒業
2008年~
福岡大学病院にて卒後臨床研修後、同大学医学部形成外科に入局 (2017年3月退局)
2011年
山口県済生会下関総合病院形成外科
2012年
新小文字病院形成外科
2013年
福岡大学大学院生体制御系専攻入学(2017年3月修了)
2014年~
正樹会佐田整形外科病院形成外科
2016年
九州中央病院形成外科
2017年4月
ユナイテッドクリニック福岡博多院院長就任
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