コラム

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AGAと煙草と飲酒 

テレビCMや広告で一般的に広まったAGA。主に生え際・頭頂部の薄毛のことを言うAGAの原因は様々です。

例えば遺伝は原因の一つで、特に母親の家系から影響を受けます。他には男性ホルモンの影響。これは本来筋肉の発達など男らしさの元となるテストステロン(TH)という男性ホルモンが5α還元酵素という酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換され起きるものです。DHTは髪の毛のヘアイサクルを大幅に短縮する作用があり、その結果髪が育つ前に抜け落ちてしまうようになります。頭皮環境も深く関わっており、頭皮の状態が悪いと髪の毛が抜け落ちやすい状態になってしまったり、髪の洗い方などが間違っていてダメージが蓄積され、その結果髪の毛の成長に関わる器官の働きが抑制されてしまったりするのです。ストレス・食事(栄養)・生活習慣など日常的な部分も大きく薄毛(AGA)に関わります(女性の場合はストレスや食生活の偏りからホルモンバランスが乱れ、薄毛になることもあります)。今回は、その中の生活習慣に焦点をあて、AGAとタバコ(喫煙)・飲酒(アルコール)の関係についてお話します。

AGA(薄毛)とは

AGAは思春期を過ぎた男性に見られる薄毛のことで、生え際の後退・頭頂部の薄毛が主にみられる症状です。年齢を重ねれば重ねるほど割合は増えていきますが、20代から症状が見られる方もおり、年齢に関係なく起きてしまいます。2020年に行われた調査から1,300万人もの男性が薄毛を意識していると推定されており、成人男性のおよそ3人に1人が薄毛に悩んでいます。

AGA治療薬の代表としてプロペシアは特に著名です。成分名をフィナステリドといい、これはAGAの原因の一つである男性ホルモンDHTを作ってしまう5α還元酵素の働きを阻害する作用があります。5α還元酵素の働きを抑えることでDHTの産生を防ぐ薬剤です。また、2015年にはフィナステリドより強力に5α還元酵素の働きを抑制するザガーロ(デュタステリド)が国内でも承認されています。2020年にはザガーロのジェネリック医薬品が処方できるようになりました。

CMで知られているリアップもAGA治療薬の一つで、主成分はミノキシジルです。ミノキシジルは髪の毛を生む器官である毛包に直接作用する効果が認められており、「発毛効果」のある成分として唯一認められています。毛包内の毛母細胞の働きを活発にし、細胞分裂を促すことで髪の毛を生やします。ミノキシジルはリアップ、海外ではロゲインのような外用剤だけでなく内服薬もあり、ミノキシジルタブレットと呼ばれています。効果は内服薬が高いため、より高い発毛効果を求める方にはタブレットの服用をお勧めします。

ザガーロ・ミノキシジルは日本国内でも効果を認められており、2017年に日本皮膚科学会より制定されたAGA治療におけるガイドラインにおいて「強く行うよう勧められる」最高ランクのAランクに制定されています。つまり、ザガーロとミノキシジルの併用がAGA治療の標準的な治療です。

AGAとタバコ(喫煙)

健康を害することで現在は分煙化が進んでいるタバコですが、実はAGAにも影響を与えてしまいます。タバコといえばニコチンという成分が有名です。このニコチンは身体に様々な悪影響を及ぼし、特にAGAに関しては血管を収縮させる・動脈硬化を起こすことで影響を及ぼします。これは血流が悪くなるということですから、当然栄養が十分に運ばれないことになります。頭皮環境は外面的なものだけでなく、体の中で栄養を運ぶことなどの内面的な部分も重要になります。さらにニコチンは胃腸の働きを悪くしてしまうため、単純に毎日の食事などから栄養をしっかり摂りづらくなってしまうのです。

また、ハーバード大学で行われた研究で、喫煙者は非喫煙者よりもDHTが13%増加していることが分かりました。DHTはAGAの原因の一つですから、DHTが増えてしまうということはAGAになりやすい状態に自らしてしまっていることになります。台湾で行われた研究でも、程度の強いAGA患者に喫煙者が非喫煙者の1.77倍多いことが分かっています。さらに1日に20本以上のタバコを吸っている男性はそうでない男性に比べ2.34倍もAGAになってしまう確率が高く、ニコチン含有量の多いタバコを吸う人ほど程度の強いAGAになるということに相関性が認められています。

タバコは髪の毛に必要な栄養であるビタミンCやビタミンB12を壊してしまう作用もあり、AGAにとって非常に厄介な存在であることが分かります。「でもどうしてもタバコは吸いたい・・・」という方は少しずつ本数を減らしていくと良いでしょう。いきなりやめようとしても、吸えない状況がストレスになり、それがまた薄毛を引き起こす・・・ということにも成り得ます。確かに最終的には吸わなくなることが一番ですが、意識して少しずつ減らすようにできればあまりストレスを感じることなく本数を減らしていけることでしょう。

AGAと飲酒(アルコール)

飲酒をすると、アルコールは肝臓で分解されます。適量であれば何の問題もありません。ただし、飲み過ぎてしまうと悪影響を与えます。まず、髪の毛の栄養になるアミノ酸の一種がアルコールの分解に使われてしまい、髪の毛に行き渡らなくなってしまいます。こちらも内面的な頭皮環境に影響を及ぼします。

アルコールを分解する際、アセトアルデヒドという物質が発生します。このアセトアルデヒドは飲み過ぎなければ害はありませんが、大量に飲酒してしまうと肝臓での分解が間に合わなくなり、血液にのって身体中に運ばれてしまうのです。このアセトアルデヒドはDHTを増加する作用があるため、飲み過ぎはAGAの原因であるDHTを作ってしまうことになるのです。

お酒は原料に糖分を多く含んでおり、これもAGAに繋がります。糖分を過剰に摂取してしまうと血液中の脂肪が多くなり皮脂の分泌が過剰に行われ、皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。さらに、糖分を取りすぎてしまえば肥満になってしまい、肥満になれば血行が悪くなります。

ただお酒に関しては一切飲まない!と極端に考えることはなく、ある程度の量であれば問題ありません。飲み過ぎてしまうことが問題です。タバコと同じように、いつもたくさん飲んでしまうという方は少しずつ飲酒の量を抑え、適量で終えられるようにしていきましょう。人によってアルコール分解能力に差はあるため、どの程度が適量かはそれぞれ変わってきますので注意しましょう。

記事監修

平成元年
埼玉医科大学医学部卒業
平成元年
東京医科大学付属病院
平成5年
牧田中医クリニック
平成8年
西熊谷病院
平成29年
ユナイテッドクリニック上野院院長就任

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